「金曜日の終業後にそのまま釣りに行く」そんなスタイルを20年以上続けてきました。
つまり、車中泊が伴う釣りがほとんどです。
2年半前に軽バン(エブリイ)リフトアップに乗り換えましたが、試行錯誤の中で行き着いた、現時点での状態を紹介します。
この記事の前提条件
- 軽バン(エブリイ)での車中泊を想定していますが、他車種でも参考になると思います。
- ソロ車中泊(1人)がメインですが、2人までならいけると思います。
- あくまでも「釣り」がメインで、釣りを充実させるための車中泊という位置づけです。
- 氷点下でも車中泊をします。
- 低コストで最大限の効果を目指しています。
エアーマット
結局エアーマットが最強だった
ステーションワゴンに乗っていたころの経験も踏まえ、リアのシートを片側だけ倒し、エアーマットを敷くというスタイルに落ち着きました。
エアーマットのメリット
安価でコスパが良い
とにかく安価です。「毎年買い替えてもいいか」ぐらいの価格です。
最近のエアーマットは耐久性が高い
最近のエアーマットはかなり丈夫にできています。2年半使ってますが、まだまだ使えそうです。
空気を入れるのも簡単
「空気を入れるのが大変そう」私もここが気になりました。
私のは口で入れるタイプですが、30秒程度でパンパンになり、まったく苦になりません。
しかも最近のは、大きさそのままに一体型で足踏みで入れれるものもあるようです。
衛生的である
ナイロン製なので、ヨダレをたらそうがコーヒーをこぼそうが、まったく問題ありません。
未使用時に軽量コンパクトになる
未使用時に空気を抜いて畳むと、1リットルのペットボトルほどの大きさになります。
ほとんどの製品は専用の収納袋がありますので、まったく邪魔になりません。
車中泊以外も使える
当然ながら、車中泊以外(キャンプ、災害時など)にも使えます。
エアーマットのデメリット
寝相が悪い人は難しいかも
正直、デメリットを感じたことがありませんが、もしかしたら、寝相が極端に悪い人は難しいかもしれません。
ラゲッジルームの床の材質によりますが、滑りによるズレはたまにありましたので、自分は荷重のかかる背中あたりに滑り止めシートを挟んでいます。
ベッドは諦めました
当初はベッドを組むことを検討しており注文寸前まで行きましたが、ベッドを外したい状況の方が圧倒的に多くなることが予想されましたので諦めました。
また、寝る場所が高くなることにより外から丸見えになり、カーテン類の装着が必須となってしまうことも大きな理由です。
カーテン類を付けることによるコスト増、車中泊時以外は邪魔になる、掃除などが面倒になることなどが予想されたためです。
私の車固有の問題
私の車固有の問題なのですが、ラゲッジルームのリアシートベルトアンカー部にボディ剛性補強のバーを装着しており、これをかわすために座布団を敷いております。
シュラフ(寝袋)
シュラフ(寝袋)はあった方がよいのは間違いありません。
ただ、その選択だけは、当然ながら使用する気温や地域によって様々となってしまいます。
気温10℃~20℃程度はお好みで
気温10℃~20℃でしか車中泊をしないのであれば、スポーツ量販店などに売っている安物のシュラフでよいとおもいます。
シュラフのメーカーが推奨する温度が指定されたもので問題ありません。
気温5℃以下は要注意
寒冷地での車中泊を想定されている場合は、注意が必要です。
そこそこの値段のシュラフで、最低気温が「0℃」と指定されていても、「0℃で使えなくはない」程度に考える必要があり、実際の0℃では寒さを感じて目覚めてしまいます。
私は真冬に琵琶湖の湖北で車中泊をしますが、平野部でも年に何度か-6℃とかになることがあります。最初の頃に「-10℃」の表記があるシュラフを購入しましたが、-2~-3℃程度で足先が寒くなり目覚めてしまい、その後まったく眠れませんでした。
しばらくはカイロ追加で対応していましたが、結局今では「-30℃」対応のものを使用しています。
-30℃対応とはいえ、10℃程度でも暑いわけではなく、快適に眠れます。
少しお高いISUKA製を使用していますが、安物シュラフにありがちな、中の羽毛が飛び出してくるようなこともほぼありません。
寒さに対しては、安物買いの銭失いにならないように、少々オーバースペックのもの選択されることをおすすめします。
その他小物類
あると便利な小物類をまとめてみました。
アイマスク
目に光が当たらなければ、質の高い睡眠を確保することは可能です。
私の場合、カーテン類などを一切装着していないのですが、それでも明かりを遮ることは可能です。
しかも低コストです(笑)
耳栓
自然界の音を聞きながら寝ることは、幸せなことです。メンタル的にも良いとされています。
しかし、車の通りが多いところで車中泊をする場合は、睡眠を妨げるノイズは避けたいものです。
また、軽バンは屋根が薄く、最近よくあるゲリラ豪雨の大粒な雨が屋根に当たる音は、かなりうるさいです。
上記の場合に限り、耳栓をして寝ます。
アラームで起きたい場合は、MAX音量で設定しておきましょう。
「快適」を求めすぎる弊害
金に糸目を付けず、快適さを追求したら際限なく実現できると思います。
しかしながら快適も度が過ぎると、車の中で「いつまでもダラダラしたい」という欲望が出てきます。
私の場合は、特に真冬は車から出るのがハードルが高くなりがちです(笑)。
本来の活動に支障が出ないように、「ほどよい快適さ」を追求しましょう。
まとめ
- 最近のエアーマットは優秀である。
- シュラフ(寝袋)は、寒冷地の場合は過剰スペックのものがよい。
- 「ほどよい快適さ」を追求しよう。
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